社内ニートの日常②


社内ニートの業務は朝のルーティーンから始まります。

社内ニートとはいっても少量の仕事は任されています。

簡単に言うとモノを準備して運ぶだけの誰にでもできる雑用です。

この作業は10分もあれば終わるのですが、たっぷり1時間かけて行います。

この仕事が終わってしまうともう何もすることがなくただ無意味に時間をつぶしていきます。

『仕事は自分で生み出すもの』という考え方もあります。言うまでもなく私も実践していました。

会社にとって必要であると思うことを自主的に考え、現状の問題点を洗い出し、それを解決する為に行動しておりました。

しかしある時突然思ってしまったのです。

『これは誰に必要とされているんだろう。今まで誰もやっていないんだからやる意味なんて無いのではないか。』

そう思ってしまったら『自分で仕事を生み出す』という行為自体が無意味に感じ、言うなれば『自分でゴミをばら撒き、それを拾いなおす』ようなことだと思ってしまったのです。

それに気づいた瞬間私の中で何かが壊れました。どうしようもない虚無感。体が動かなくなり何も行動に移せない。涙が出ました。

なんでこんなことになってしまったんだろう。

決して答えの出ることの無い自問自答が始まります。


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