時間はたくさんあるので毎日ネットサーフィンをします。
そんな中、ある記事が目にとまりました。
旧ソ連で最も残酷といわれた拷問『囚人の穴埋め』。
記事によるとそれはこんな拷問です。
看守は捕虜に対して「穴を掘れ」と命令します。捕虜は意味も分からず穴を掘り続けます。つづいて「穴を埋めろ」と命令します。捕虜はせっかく掘った穴を埋め直します。これをひたすら続けるだけです。
拷問と聞くと痛々しいものを想像してしまいますが、この拷問は穴を掘って埋めるを繰り返すだけです。しかしながらどんな屈強な兵士でさえ、これを一週間続けると発狂してしまうらしいのです。
人間は目的の無い作業の繰り返しを行うと大きな精神的苦痛を伴うそうです。
社内ニートの辛さを理解していただくのに非常にわかりやすい話であると思います。社内ニートはこれに加え、周囲への劣等感や誰からも必要とされない無力感、いつ解雇されるかわからない危機感も併せて襲い掛かります。
拷問として成り立つレベルの仕打ちを受けて果たして耐えられる人間がどれほどいるのでしょうか。
社内ニートになって今までの自分が生きてきた人生すべてを否定されているような感覚に陥ります。なぜ勉強して大学まで出してもらってゴミ捨てが主担当業務に割り当てられるのか。私はゴミを捨てるために大学を出たんだと考えるといろいろな人に申し訳なくなります。
当然、こんな状況を親に相談できるはずもありません。ただただ悲しい。どうすればいいのか考えたところで行動に移す気力すらもうとっくの昔に無くなっています。